従業員の方の、ハラスメント相談・メンタル不調や人間関係に関することなど、さくら相談の「つながり相談室」が受け止めます。

【コラム1-⑥】 オンラインハラスメントの危険性と対策

オンラインハラスメントは、インターネット上での中傷や嫌がらせを指します。近年、リモートワークの普及に伴い、オンラインハラスメントの被害が増加しています。以下に、オンラインハラスメントの実例と対策を紹介します。

セクハラ行為にあたる例

  • リモートミーティングで部屋の様子について執拗に言及する。
  • WEBカメラで全身を映すことを求める。
  • テレワーク中の化粧や服装について言及する。
  • 容姿や体型について言及される。
  • 1対1のオンライン飲み会に誘われるなど。

パワハラ行為にあたる例

  • 業務時間外のメールやチャットへの即返信を要求する。
  • メールに対するレスポンスが遅れただけで怒られる。
  • 部下に人格否定と捉えられる文言を含むメールを送信する。
  • テレワーク中の姿や部屋の中の撮影を強要する。
  • リモート打ち合わせで厳しく叱責するなど。

被害に遭わないための対策

  • 装、音、カメラの場所に気を付ける。
  • 相手に業務の進行状況を随時報告する。

自分自身が加害者にならないために

  • 配慮ある言動を心がける。

企業ができること

  • リモートワークに関する就業規則を制定。
  • 社内周知を徹底。
  • 相談窓口を設置する。
  • 被害を感じた際の対処法:
  • 証拠を揃える。
  • 第三者に相談する。
  • オンラインハラスメントは深刻な問題ですが、知識と対処能力を身につけることで、被害を最小限に抑えることができます。