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NEW!【コラム1-⑨】ヘイトスピーチの種類と対処法

1,ヘイトスピーチとは

人種、宗教、性別、国籍などの属性に基づいて特定の個人や集団を攻撃する言動を指します。ヘイトスピーチにはいくつかの種類があります。まず、人種差別的な発言が挙げられます。これは特定の人種や民族を侮辱する言葉や行動です。次に、宗教差別的な発言があります。特定の宗教を信仰する人々を攻撃する言動です。さらに、性差別的な発言や性的指向に基づく差別も含まれます。これらは、性別や性的指向に基づいて特定の個人や集団を攻撃するものです。

2,ヘイトスピーチを受けたときはどうする?

ヘイトスピーチを受けたときの対処法としては、まず冷静に対応することが重要です。感情的にならず、相手の言動に対して冷静に対処することで、状況を悪化させることを防ぎます。次に、証拠を残すことが大切です。ヘイトスピーチの内容を記録し、必要に応じて法的措置を取るための証拠として保管します。また、信頼できる人に相談することも有効です。友人や家族、専門の相談機関に相談することで、精神的なサポートを受けることができます。

① 法務局に相談する

法務局では、人権侵犯に関する相談を受け付けています。ヘイトスピーチに関する被害を報告し、適切な対応を求めることができます。

② 警察に通報する

ヘイトスピーチが脅迫や名誉毀損に該当する場合、警察に通報することが重要です。証拠をしっかりと残し、警察に提供することで、法的措置を取ることができます。

③ 地方自治体の相談窓口を利用する

一部の地方自治体では、ヘイトスピーチに関する相談窓口を設けています。例えば、大阪市や川崎市では、ヘイトスピーチに対する条例があり、相談や対応を行っています。

3,自分がヘイトスピーチをしないためには?

自分がヘイトスピーチをしないためには、まず他者への尊重を持つことが基本です。異なる背景や価値観を持つ人々を尊重し、理解しようとする姿勢が大切です。次に、メディア・リテラシーを向上させることが重要です。インターネットやソーシャルメディア上での情報を批判的に受け取り、偏見や差別を助長するような言動をしないことです。自分の感覚ではなく広く世間一般はどう受け止めるのだろうかと、敏感になり一度立ち止まることが大切です。